稲盛塾長の哲学の中で最も感銘を受けたのは、実践することの大切さです。世の中には、経営に関するいろんな書籍があり、素晴らしい内容だと頭では理解できていても、なかなか実践することができないものもありました。そんな中で、塾長の「素晴らしい人生を送るためには、心を磨かなければならない」という教えは、誰もがおっしゃる言葉に聞こえますが、塾長は更に自らの心を磨こうと仏門に入られ、あれほどの立場にありながら、特別ではなく、ほかの方と同じ過程を乗り越えて得度されたと聞きました。まさに「謙虚にして驕らず」を実践された方でもありました。この学びに感謝するとともに、少しでも近づけるよう、日々精進してまいりたいと思います。心よりご冥福をお祈りいたします。